1945年7月6日深夜、小学4年で甲府空襲を体験した甲府市塩部3丁目の川崎松雄さん(86)は今年初めて、語り部として空襲体験を伝える機会を得た。目の前には、まばたきをすることなく真剣に聴き入る子どもたち。脳裏に焼き付いているつらい体験を後世に伝える重要性に気付かされた。「いずれ語れなくなる日が来る。もっと多くの子どもにあの時のことを伝え、悲しみを繰り返さないようにしたい」。空襲から77年がたった今、...
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