時は1961(昭和36)年10月29日、巨人対南海の日本シリーズ第4戦。ここまで1勝2敗の南海(現ソフトバンク)が3対2でリードしていた9回裏に、俳句となった“事件”が起きた。
二死満塁と粘る巨人打線に対し、2ストライクを取った投手・スタンカが、打者・宮本に決め球を投じた。外角にストンと落ちたフォークボールに手が出ない宮本。三振で試合終了と思いきや、主審・円城寺満の判定はボールに。スタンカと捕手・野村が抗議するが、覆らず...
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