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不慣れな雪に住民大慌て

2021年2月24日 6時28分
オースティン(米国)

オースティン(米国)

オースティン(米国)橘田かおり

 2月15日の午前2時ごろ階下で騒いでいる声が聞こえ目が覚めた。遅くまで友達と話していた娘が、雪が降っているのを見つけ喜んでいたのだ。うちの学区ではすでに12日(金)から悪天候のため臨時休校になっていた。月曜日は祝日でお休みだったので、4連休を祝っていたらしい。
 日曜日の晩予定されていた輪番停電は失敗したらしく、月曜日、オースティンの40%の地域で停電が発生していた。生徒が携帯から「夕べからずっと停電していて、インターネットもつながりません。今日のレッスンお休みしていいですか」と連絡をくれた。
 幸いにもうちの近所は停電がなく、人々は積もった雪を踏みしめて散歩したり、雪だるまを作ったり、そりをしたりしていた。寝転がっても土のつかない白い雪に大騒ぎだ。水っぽくないさらさらした雪は、ここでは本当に珍しいのだ。
 オースティンの停電や断水はほぼ一週間続いている。多くの家庭で電気が安定していないので、オンライン授業継続中の日本語補習校も20日は休校となり現地校は22日も休校となった。
 我が家では、スプリンクラーのパイプの一部にヒビが入り水が噴き出した。水を無駄にしないように家全体の水を止めた。ようやく連絡のついた水道屋さんの予約は4日後である。
 ここテキサスで寒波のためにこういう体験をするとは思わなかった。テキサスだからこそ雪への備えができていなかったともいえる。けれど心温まる話もあった。フェイスブックやツイッターには食料や水確保にスーパーに行った人の体験が寄せられていた。
 レジに並んでいて突然停電になったそうだ。アメリカではほとんどの人がクレジットカードを使うので、支払いができなくなった。店員は客に、金を払わなくて良いから商品を持って帰るように言ったという。21日、我が家の断水状況を知った近所の人が破裂箇所を見に来てくれた。道具を持って出直してくると、30分後、我が家に水が戻った。(日本語講師、52歳、韮崎市出身)