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キャプテン、サー、トム

2021年2月12日 6時26分
ロンドン(英国)

ロンドン(英国)

ロンドン(英国) バンダースケイフ日出美

 英国ではキャプテン、トムとして有名だった100歳の老人が今月2日にコロナに感染してロンドン郊外のベドフォード州にあるべドフォード病院で亡くなった。このニュースは英国内では非常に大きなニュースであった。エリザベス女王から遺族にお悔やみが届けられ、首相、国会議員、芸能人、医療関係者、一般人が彼の死を悔やんだ。
 キャプテン、トムは第二次世界大戦時英国陸軍の将校としてインド、ビルマ戦線で活躍、戦後は実業家として事業を営んできた。昨年、自身の100歳の誕生日を目標に歩行困難をものともせずに杖に支えられながら慈善活動に精を出し、千ポンドを目標に資金を募り、約3300万ポンド(約47億円)を集めた。これはコロナ禍で感染する患者のために朝昼晩週末にもかかわらず感染者の救護活動に携わっている医療関係者のための資金運動に励んでいた。
 100歳の誕生日には、エリザベス女王とジョンソン首相から誕生祝のカードが送られ、また世界中から1000通以上のお祝いのカードが届いたそうである。この時に女王からサー(一代貴族)の称号も授与された。医療の支えとして資金集めをされたが今度は自身がコロナに感染して帰らぬ人となってしまった。
 英国では昨年12月からワクチン接種が開始されその後かなりのスピードで広まっている。1回目はまず80歳以上の高齢者、持病を持つ患者、医療関係者の順に接種が始まり、1月には70代、2月には60代が接種を受ける予定である。2回目の接種は12週間後が予定されている。
 (主婦、73歳、身延町出身)