昭和を代表する作曲家である古関裕而(1909~88年)。歌謡曲から軍歌、ラジオドラマ、スポーツ、校歌まで生涯に5千曲もの歌をつくった。特に戦時中は「露営の歌」「暁に祈る」「若鷲の歌」などの軍歌(戦時歌謡)を、戦後は「とんがり帽子」「長崎の鐘」「栄冠は君に輝く」など復興や鎮魂、さらには国民を勇気づける歌を手がけた。運命に翻弄されたかのような、多岐にわたる作曲家人生。今年のNHKの朝ドラ『エール』で取り上げられた。
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