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急速なIT化対応に驚き

2020年12月26日 8時37分
オンライン授業の風景

オンライン授業の風景

デウプル(ネパール)

デウプル(ネパール)

デウプル(ネパール)山本晶子

 新型コロナウイルス感染拡大で世界が閉ざされ始めた今年3月末。任期を数週間残し、ロックダウン寸前のネパールから2年ぶりに帰国しました。それから9カ月。すっかり日本の生活・仕事に戻りましたが、ネパールの人々とはつながっています。
 私がいた村は首都からバスと徒歩で12時間、8千メートル級の山群に抱かれた所です。近郷近在から小学1年~高校3年の500人ほどが通学する学校で、ICT教師として奮闘した2年間。たくさんの人と触れ合い、多くを学びました。彼らとはSNSを通じて今でもやりとりを行っています。
 11月現在、ネパールのコロナウイルス感染者は毎日、千人以上が確認されています。私がいた村でも、海外から戻った出稼ぎ者から感染が広がっています。感染が拡大し始め学校は閉鎖、オンライン授業の普及が喫緊の課題でした。政府による全国的なフリーWi-Fi(ワイファイ)環境の整備が急速に進められ、9月中旬ごろには実現しました。しかし、オンライン授業に参加している児童、生徒は半分ほど。家にスマホ、パソコンがない者には週1日、担任が家々を巡回して教えたり、宿題を出したりしています。
 私がいた2年間、停電は毎日あり、児童、生徒は教えたPC操作、機能の認識、活用法などはおぼつかない状況でした。コロナ禍とはいえ、急速なIT化、インフラ整備、対応能力に驚いています。
 スマホ、パソコン操作が不可欠となった今日、私の活動が役に立ち、意義のあるものだったと自負しています。ただ、授業は対面が理想です。早く子どもたちの歓声が山峡に響きますように。これからも連絡を密にし、協力し続けたいと思います。
(青年海外協力隊、30歳、韮崎市出身)