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笑顔に救われた恩返しを

2020年11月4日 7時04分
日本語教室の生徒たちと

日本語教室の生徒たちと

ディリ(東ティモール)赤池尚也

 新型コロナウイルスの影響で世界中の全隊員が帰国してから約半年が経過しました。締めくくりとなる最後の約4カ月の活動を行えずに帰国が決まったことは、本当に悔しかったです。ただ、帰国して冷静に自分の活動を振り返ると、日本にいるからこそ感じられたことも多くあることに気付きます。
 東ティモールで活動した約1年9カ月、私はとにかくたくさんのティモール人に助けられてきました。活動が思うように進まないとき、自分の思いがうまく伝わらずにしんどかったとき、その悩みの種もティモール人でしたが、最後はいつもティモール人の笑顔に助けられ、活動を続けることができました。私自身が本当に多くのことをティモール人から学ばせてもらい、成長することができたのだと感じています。
 JICA海外協力隊というと“開発途上国のための活動”という印象が強いと思いますが、私は逆に現地の人たちに助けられてばかりでした。赴任当初は東ティモールのために何かしたいという気持ちはほとんどなく、自分のために協力隊に参加した私でしたが、今となってはお世話になった東ティモールに恩返しをしたいという気持ちを強く持っています。
 最後の4カ月活動できなかった分、東ティモールに何も残せずに帰国し、任期が終了してしまいましたが、これから何らかの形で恩返しをしていきたいと思っています。またこの先の人生、私自身もティモール人のように、毎日笑顔で過ごせるような選択をしていきたいと思います。(青年海外協力隊、26歳、富士河口湖町出身)