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サッカーに言語の壁なし

2020年10月6日 8時18分
指導していた選手たち(U-17)

指導していた選手たち(U-17)

コチャバンバ県コチャバンバ(ボリビア) 遠藤暁

 私がJICA海外協力隊としての活動を開始したのは2018年6月。南米のボリビアのコチャバンバという街にあるサッカークラブで、現地の子どもや選手たちにサッカー指導をしていました。
 着任当初はボリビアの公用語であるスペイン語がほとんど話せず、子どもや選手、仕事の同僚とのコミュニケーションに苦戦したのを今でも覚えています。それでもサッカーを教えている時や一緒にプレーしている時は、言葉が通じなくてもサッカーができる喜びを共有できたり楽しさを分かち合ったりできて、そこに言語の壁を感じることはありませんでした。ルールさえ知っていれば言葉が通じなくても一緒にプレーできるサッカーという競技は、国境を越えて誰とでも楽しめて仲間になれる最高のツールだと思いますし、私自身ボリビアでの生活を通してその事実を身をもって体験することができました。
 新型コロナウイルスの影響を受けて本来の任期(2020年6月)までボリビアで活動を続けることができず、2020年3月半ばに帰国。1年9カ月ともに活動してきた子どもや選手、同僚に別れの一言すら言えず逃げるように帰ってきてしまいました。
 でもいつかまた再会できると信じていますし、サッカーを通して培った絆や信頼関係はそう簡単に薄れるものではないと思っています。何年後になるか分かりませんが、ボリビアにいる彼らと一緒にまたサッカーができる日を楽しみにしています。(青年海外協力隊、25歳、北杜市在住、神奈川県出身)