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親族からみた宮沢賢治〈5〉遅れて鳴る弦

2020年03月27日
宮沢賢治記念館に展示されているチェロ(左)。賢治が愛用していたとされる=岩手県花巻市

宮沢賢治記念館に展示されているチェロ(左)。賢治が愛用していたとされる=岩手県花巻市

 また音楽の話に戻りたいんですけど、賢治さんはクラシックが好きです。ベートーベンやバッハはもちろん好きだったんですけど、ドボルザークも好きだったんですね。ドボルザークの中でも「新世界より」が大好きで、賢治さんは詞をつけている。

■焼けなかったセロ
 賢治さんの好みはチェロもバイオリンもビオラも全部国産で「鈴木バイオリン」。全部楽器類は「スズキ」から買っていた。自分のセロにしても、バイオリンにしても、ビオラにしても。当時、また楽器を日本で作るにはまだ未熟だった。だから材料となる木材はドイツから仕入れていた。だから材料の乾燥とかはドイツでしていたものを日本が仕入れて加工していた。それが当時の「スズキ」のバイオリン、セロだったんです。

 賢治さんはセロを自分で弾いていたんですけど。今現在、このセロは宮沢賢治記念館に展示されているんですけど、何回も言うようなんですけど、なんでセロは焼けなかったのか。空襲の時に...