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【時の人】下村陽子さん
~あの入場曲を作曲

2020年2月7日
 ラグビーW杯日本大会で選手入場曲を作曲した下村陽子(しもむら・ようこ)さん

 ラグビーW杯日本大会で選手入場曲を作曲した下村陽子(しもむら・ようこ)さん

 日本の快進撃が記憶に新しいラグビーワールドカップ日本大会で、選手が競技場に入る際の入場曲を作曲した。ゲーム音楽を数多く手掛け、スポーツ関連の楽曲提供は初めて。「依頼された当初は何かの間違いではと驚いた」と振り返る。
 曲のタイトルは「暁に咲く―Blooming in the Dawn―」。全国12会場で和太鼓のパフォーマンスとともに披露され、軽快かつ情熱的なリズムが闘争心をかき立てると話題を呼んだ。「日本ラグビー史に残る大会に音楽で関われたことはこの上ない喜び」と笑顔を見せる。
 長く身を置くゲーム音楽での得意分野は「バトル曲」。ラグビーは専門外だったが「敵に挑む気持ちやこれから生み出される歴史への期待、スポーツ特有のドラマ性を表現したいと思った」。
 4歳でピアノを始め、幼いころから曲を作っては五線譜に書き残した。ピアノ専攻で大阪の音大に進学。ゲーム好きが高じて「記念受験で受けた」ゲーム会社のカプコンに入社したが「作曲を本格的に学んでいなかったので働き始めてからは本当に大変で…」。多様なジャンルのCDを毎週10枚以上レンタルしては聞き込み、感覚を磨いた。
 別のゲームソフト大手を経て、2003年からはフリーとしてワールドツアーを開催するなど活躍の幅を広げる。人生を楽しむモットーは「一つでも多く好きなものを増やすこと」。作った曲は1500曲を数え「どの作品でもベストを出したい」と初心を忘れない。大阪府出身の52歳。