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第9期・山日と読者委員会 第2回(12月19日)の詳報

2019年12月28日 06時27分
委員が意見や提言などを述べた「山日と読者委員会」=甲府・山日YBS本社

委員が意見や提言などを述べた「山日と読者委員会」=甲府・山日YBS本社

 山梨日日新聞社の第三者機関「山日と読者委員会」の9期第2回会議が19日、甲府・山日YBS本社で開かれた。暮らしに関わる事柄について見開きページで月1回特集する「生活ワイド」と、創刊5万号を迎えた12月3日を中心とした特別紙面を議題に外部の識者が意見や提言を述べた。市民グループ「都留水みず探検隊」代表の賀川一枝さん、弁護士の佐々木亮さん、NPO法人「河原部社」理事長の西田遙さん、山梨大大学院教授の服部一秀さん、「山梨まんまくらぶ」代表でNPO法人「がんフォーラム山梨」理事長の若尾直子さんの5委員の発言を紹介する。〈構成・山本成美〉

「生活ワイド」
男女共同を取り入れて 今知るべき課題に納得

 賀川委員 今更聞けないことをグラフやイラストを多用してまとめていて素晴らしい構成。チームでよく話し合って取捨選択している。女性目線だと感じるので、シングルファザーの支援など暮らしの中にも男女共同を取り入れるとバランスが良くなる。
 佐々木委員 連載だと1回目で食いつかないと、その後は読まないことが多いので、見開き1ページの構成は読みやすい。乳がんの特集について、男性や配偶者目線の記事があるともっと良かった。
 西田委員 新聞を読めば暮らしが良くなるヒントがあるというのはいい。社会問題化しているテーマに偏っているので、山梨での暮らしについて肯定感が上がるような明るいテーマを取り上げるのもいいと思う。
 服部委員 県民が今知るべき事柄と課題への対応が取り上げられていて納得できる。ただ、読む前に予想していた内容が書かれていて、意外性がないと感じる。国内外の状況も紹介し、議論を喚起するような部分があってもいいのではないか。隔週で掲載したり、同じテーマを2、3回特集したりしてもいいと思う。
 若尾委員 身近な福祉、暮らし、医療などはローカル紙でしか取り上げられないのでとても良いコーナー。医療機関再編についてのニュースなど、地域性をよく考えないといけないものがあるので、もっと切り込んでほしい。新聞には社会を変える力があると思うので、よりローカルな視点で頑張ってほしい。

創刊5万号特別紙面
歴史があるから作れる テーマに分かりづらさ

 (「美」をテーマに笛吹市出身の動画クリエーターかわにしみきさんと県内を巡った1日付の企画や、5万号の歩みなどを振り返った3日付の特集について)
 賀川委員 動画クリエーターは感性を評価されているので、かわにしさん自身が撮った写真や動画を掲載すべきだった。モデルという形で表現することに違和感があった。広告と同化してしまい、記事が目に入らないところがあった。
 佐々木委員 なぜかわにしさんを取り上げたのか分かりづらかった。県民にとって山梨の果物や宝飾が有名なのは既存の知識なので、もう少し違う紹介があったのでは。3日付は歴史があるからこそ作れる紙面だと感じた。節目の記事をもっと大きく載せれば、紙面構成の変遷が分かりやすくなったと思う。
 西田委員 5万号でなぜ「美」がテーマなのか疑問。若者層に訴える形でタブロイド版にして行間などを空けたのだと思うが、逆に浅く薄くなってしまったかもしれないと感じる。5万号のすごさがあまり伝わってこなかった。
 服部委員 3日付の紙面は、節目の記事や読者の声があって読みごたえがあった。戦時中など、新聞にとっていばらの道にも触れてほしかった。また山日の良いところだけでなく、要望も取り上げれば、今後の視点を示せたのではないか。
 若尾委員 5万号をもっと自慢しても良いのでは。広告の歴史や、ワインがどのように取り上げられてきたかなど、5万号という歴史を持った古い新聞ならではの情報を知りたかった。