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5万号土台に、閉塞の時代に光を

2019年12月8日 11時05分
新聞発行の意義と決意を伝えた「峡中新聞」創刊号の「緒言」

新聞発行の意義と決意を伝えた「峡中新聞」創刊号の「緒言」

 今月3日で創刊5万号を迎えた山梨日日新聞。あまり知られていないが、地方紙としては全国最古であり、全国紙を含めても2番目の歴史がある。創刊は明治維新から5年目の1872年。日本で初めて鉄道が走り、郵便制度が全国に広がった年だ。
 冒頭の「一語」は、創刊号に書かれた「緒言」(創刊の辞)の一節(現代語訳=山梨日日新聞百年史より)から。紙面は8枚つづりの冊子で、創刊の辞は巻頭のページに漢字と片仮名で掲載されている。
 四方を山に囲まれているため「民情がかたくな」(原文・民情固陋=ころう)で、「進歩ものんびり」(進歩ノ緩キ)とのくだりは、今で言う盆地根性を類推させ、思わず苦笑いも。一方で、新聞発行に寄せる力強い決意が伝わる名文と言える。
 ちなみに創刊号に掲載された記事は、甲州街道の「駅」の合併や、女性の強盗退治、病死した子どもの蘇生など。巻末では読者に情報提供をお願いしている。
 さて創刊から147年後の現代。老舗メディアである新聞はスマホなどのSNSに押され、右肩下がりにあえいでいる...