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同時代の先を行く本に〝再会〟
~私の「一語白書」

2019年12月01日 11時05分
時代の先をゆく文芸評論に定評のある川本三郎さん

時代の先をゆく文芸評論に定評のある川本三郎さん

 40年近く前のことになるが、甲府の中心部にあった大型書店で、夢中になって立ち読みした本があった。1500円という値段で買うのは躊躇(ちゅうちょ)したけれど。それ以来の〝再会〟だった。そして、やはり夢中になった。川本三郎さんの『同時代の文学』である。
 1979年の出版。記者から転身した気鋭の評論家、川本さんが雑誌に連載した文芸評論をまとめた作品だ。井上ひさし、大江健三郎、中上健次、津島佑子、フィリップ・ロスら各氏に加えて、デビュー直後の村上春樹さんも取り上げている。
 時めく作家と併走するようにつづった、まさしく「同時代」の文学だ...