性的少数者の学生が安心して学べるキャンパスづくりを目指す動きが、各地の大学で広がっている。理解を深める講義をしたり、差別禁止のガイドラインを作ったり。大学をつなぐネットワークも発足し、ノウハウを共有する取り組みが進む。
■母校変えたい
「性的少数者の学生らが堂々と学べる母校にしたい」。9月、一橋大(東京都国立市)の講堂で、卒業生有志による団体「プライドブリッジ」代表の松中権さん(43)が訴えた。松中さんもゲイであることを公表する当事者で、現在はNPO法人で性的少数者の支援に...
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