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信玄堤が水害から守った?

2019年10月14日 05時00分

 台風19号の通過から一夜明けた13日、短文投稿サイト「ツイッター」で、戦国武将の武田信玄が築いたとされる堤防「信玄堤」(甲斐市)に関する投稿が相次ぎ、「甲府盆地を水害から守った」などと称賛する書き込みが目立った。
 信玄堤は御勅使川と釜無川の合流地点に、武田信玄が築いたとされる堤防。甲府方面に向かっていた釜無川の流れを変え、洪水被害を防いできた。明治期に一度破損したが他に決壊の記録はなく、450年以上にわたり“現役”だ。戦国時代から近世の堤防に詳しい帝京大文化財研究所の畑大介客員教授は「信玄堤は歴史的に見て、丁寧に厳重な工事をされてきた」と話す。
 今回の台風で甲府市や甲斐市で大雨の特別警報は発令されておらず、甲府河川国道事務所の金子隆信副所長は「今回は県南部の雨量が非常に多く、富士川は避難判断水位を超えたが、釜無川の水位はそこまで上昇しなかった」と説明。ネット上の書き込みには否定的な見方を示したが、「信玄堤が甲府盆地を守っているのは確か。今も昔も変わらない」と話した。
〈山本久美子〉