ホーム
最新
山梨
全国・海外
スポーツ
Eye
安心・安全情報
おくやみ・催し・人事
写真・動画
分かる・知る
ビジネス

満月の日には感謝の祈り

2019年06月11日 13時41分
祭りがあった村で現地の人と交流

祭りがあった村で現地の人と交流

ダマウリ(ネパール)鬼塚瑠都子

 日々どこかで祈りを捧げる祭りが行われているネパール。まず日常の中に祈る習慣があり、例えば橋を渡るときには自分の頭と胸を指で交互に触れながら橋の安全を祈る。また、停電が終わって電気がついたときにも同様に祈る。全員がそうしているわけではないが、よく見かける光景である。
 そんな普段は一人で祈っている人々が一堂に会す機会も多く、私が住んでいる地域では満月の日もその一つだ。
 先日、お世話になっている家族のお父さんが、出稼ぎに行っていたクウェートから一時帰国し、出国時に祈ったことに対して今度は感謝の祭りをするというので参加させてもらった。前日から近所の人たちが50人ほど集まり、米粉のドーナツなど大量の料理やヒエのお酒、葉っぱのお皿を準備し、当日は朝から寺院において家畜であるヤギやニワトリ、ハトの血を神へ捧げる儀式が行われた。
 その後それらの肉を捌き内臓も奇麗に洗って調理し、余すところなくいただく。この国では、肉の中でヤギ肉が一番人気のある高級品であるため、最初にヤギ肉のスパイス炒めがなくなった。宴は夜まで続き、太鼓の音に合わせて歌って踊り大いに盛り上がっていた。
 次の満月の日は、また近所の別の家で祈ることがあり同様に開催するようだ。ここでは休日平日関係なく日常生活の一部として祭りがあり、多少手間暇がかかってもその文化を純粋に楽しみ大切にしている。(青年海外協力隊員、24歳、北杜市出身)