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大量消費から離れた生活

2019年05月07日 09時25分

オロポリ(ホンジュラス)中込佑奈

 中米ホンジュラスでの青年海外協力隊の隊員生活も1年半が経過しました。ここでの生活について誰かに説明する際、私はしばしば「他の惑星にいるみたい」と表現することにしています。状況や価値観が日本とはかけ離れていて、全く別の世界にいるのだと感じるからです。
 そこで今回は、そんな地球の裏側の小さな村に住んでみて、ここに来てよかった!と感じることをご紹介します。
 まずは人々が素直で明るいこと。これには毎日とっても励まされています。知り合いにはあいさつする習慣があるので、道を歩けば必ず誰かと笑顔を交わせますし、みんな冗談も大好きです。老若男女問わず表情豊かで楽しそうにおしゃべりしていて、基本的な社会の雰囲気が日本よりずっと朗らかな気がします。
 また大量消費生活から離れた暮らしも、日本ではなかなか味わえないことです。私の村には小さな商店と食堂しかなく、そこの限られた選択肢の中で過ごしています。広告にあおられむやみやたらに買うことがないので、自分が本当に必要かを考える習慣ができました。
 そして自分がいかに狭い視野で物事を見ていたのかを、気付くことができました。来たばかりの頃は、経済力、学力、治安、インフラ、知名度…どれもトップレベルの日本に比べたらホンジュラスは無い無い尽くしだなんて思っていたのですが、それは私が選んだ指標で比べたにすぎない勝手な傲慢だったと、村の生活を通して感じるようになりました。
 日本にはないものをホンジュラスはたくさん持っているし、うまく言葉にできないのですが、大切な学びを得たように思います。残り半年、当たり前になりつつある今の生活を大切に1日1日を過ごしていきたいです。(青年海外協力隊員、28歳、甲府市出身)