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健康と安全祈る額の赤丸

2019年04月13日 09時37分

デウプル(ネパール)山本 晶子

 ネパール中部、首都カトマンズから西へバスと徒歩で12時間。マナスル、アンナプルナ、ダウラギリの8千メートル級の名峰を望む山村・デウプルの学校で活動しています。小学校1年から高校3年まで約500人が学び、教師17人とともに、私は学年に合ったパソコン授業と日本の風土、慣習、歌、遊びなどを教えています。土と木と石で造った伝統的な家にホームステイし、私はすっかり「ネパール娘」。毎日の停電、登下校は1時間のトレッキングが日常です。 
 日々の「祈り」についてお伝えします。国民の8割はヒンドゥー教徒で「ヴァルナ・ジャーティ=カースト制度」が存在。折々、差別があらわになりますが、日常は平穏です。そして毎日、「プジャ=祈り」をします。朝、スピーカーからお経が流れて山峡に響き、家では家族の健康と安全を祈り、額にティカ(赤い粉)で赤丸をつけます。学校で児童、生徒を褒める時や、16日続く「ソーラスラッダ」という日本のお盆のような慣習、ネパールで一番の大祭「ダサインとティハール」でも祈りを込めたティカを年長者や僧からつけてもらい、踊って、神々の庇護を受けます。
 大自然に囲まれた自給自足の生活は祈りとともにあり、村人は貧しさを感じさせず、おおらかで明るく、人との関わりを密にし、助け合って生きています。その中に先端技術のパソコンと膨大な情報。どう生かしていくのでしょうか。精いっぱいノウハウを伝えたいと思います。
 そして私自身、多くを学んでいます。(青年海外協力隊員、28歳、韮崎市出身)