ダマウリ(ネパール)鬼塚瑠都子
「ブッダが生まれた国」ネパールへ派遣されてから、1年半がたちました。私の住んでいるダマウリは、さまざまな国の支援によって整備された比較的新しい街で、碁盤の目状に商店街が広がっています。
町行く人々は色とりどりの服をすてきに着こなし、黒いジャンパーを着た私はその場から浮いてしまうほどです。今回は、そんな衣装について紹介します。
多くの女性が普段着ているのは、スリットの入ったワンピースに緩いパンツをはいたものや、巻きスカートになります。色味は暖色系が人気で驚くほど派手ですが、そんな衣装に顔負けしている人は見受けられません。性格も明るく、道端で歌いながらダンスをしている場面に出くわすこともあります。
見た目も内面的にも、初対面の外国人をも明るい気分にさせてくれる人々の温かさをしみじみと感じています。日本へ帰ってからは、外国人に対して自分がしてもらったように温かく接していきたいと思います。
また、カラフルなのは衣装だけにとどまらず家にも及びます。私のホームステイ先は外装が青と朱、内装が濃いピンクで、カーテンは金と赤の花柄と、最初は驚きました。残りの任期も半年となり、色彩豊かな生活を満喫しようと思います。
(青年海外協力隊員、24歳、北杜市出身)