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<94>お正月ユズずしとお吸い物 新年にさりげない心遣い

2018年12月29日
一合升で作った富士川町産のユズ香る「お正月ユズずし」。たっぷりな具材とともに、金子さんの思いもいっぱい詰まったいっぴん玉手箱

一合升で作った富士川町産のユズ香る「お正月ユズずし」。たっぷりな具材とともに、金子さんの思いもいっぱい詰まったいっぴん玉手箱

ふたを開けるとおだしの香りがふわっ。柔らかい白玉だんごの中から、ショウガ風味の鶏あんがとろりとろける「白玉鶏肉だんごのお吸い物」

ふたを開けるとおだしの香りがふわっ。柔らかい白玉だんごの中から、ショウガ風味の鶏あんがとろりとろける「白玉鶏肉だんごのお吸い物」

「いっぴんは、山梨の身近な旬の食べ物を使って、読者の皆さまと一緒に作り出したアレンジ料理です。ここまで続けられたこと、感謝でいっぱいです」と話す金子美佐子さん=甲府市徳行3丁目のアネックスクッキングルーム

「いっぴんは、山梨の身近な旬の食べ物を使って、読者の皆さまと一緒に作り出したアレンジ料理です。ここまで続けられたこと、感謝でいっぱいです」と話す金子美佐子さん=甲府市徳行3丁目のアネックスクッキングルーム

 この時期になると「もういくつ寝るとお正月」という歌を思い出します。今年も残りわずか。もう三つ寝るとお正月ですね。平成最後のお正月。美しく清らかなお料理で新しい年をお迎えしたいですね。「すぐにおいしい! いっぴん料理」も今回で最終回となりました。読者の皆さまと作り上げた「いっぴん」。ありがとうの気持ちを込めて贈ります。

 富士川町産のユズ香るお正月ユズずしと、まあるい白玉だんごから鶏あんがとろりとろけるお吸い物をご紹介します。
 お正月ユズずしは、一合升にユズの絞り汁を加えたすし飯を詰めて押しずしにします。このレシピを考えついたとき、木製の一合升がわが家の戸棚にしまってあることを思い出しました。引き出物に頂くことが多いので、お宅にも眠っているかもしれません。牛乳パックの底を切り取ることで代用もできます。
 ポイントは三つ。(1)ご飯を詰めるときに角や縁をきちっと押すこと(2)具材を均等に平らにのせること(3)具材の味や食感、色のバランスをよくしておいしく飾り付けることです。私は、ダイコンとニンジンで紅白の水引を表現してみました。私の思いがいっぱい詰まったいっぴん玉手箱です。
 お雑煮をイメージして作ったお吸い物は、おわんのふたを開けると、ふわっとしたおだしの香りに包まれます。同時に色とりどりの具材がにぎやかです。おだんごの中からショウガ風味の鶏あんがとろりと出てきて、ショウガの爽やかな香りが口の中に広がり、隠し味のおみそがうまみを増します。
 白玉だんごは、白玉粉をお豆腐でこねて作ることをお勧めします。作りやすく栄養もあり、柔らかな程良い食感で、お餅よりも滑らかなことが特徴です。お餅が心配なお子さまからお年寄りまで安心して召し上がれます。
 私が願うのは、一つの食卓で同じものを食べる楽しさです。さりげない心遣いをしているお料理は、きっと召し上がる人に伝わります。「いっぴん」レシピは皆さまと作り上げたオリジナル料理です。ここまで続けられたこと、感謝でいっぱいです。また新聞紙上でお会いしましょう。(甲府・アネックスクッキングルーム主宰、聞き手・山本成美)=おわり

お正月ユズずし
〇まず、すし飯を作る
 〈材料〉(2人分※上の写真2個分※)米1合、炊飯器ですし飯の目盛り分の水、だし昆布3センチ、A(ユズの絞り汁大さじ2※絞り汁が足りないときは酢を合わせて分量分にする※、砂糖小さじ1、塩小さじ1/2)
 〈作り方〉(1)Aを合わせてユズ酢を作り、昆布と水を入れて炊きあげたご飯にユズ酢をまわしかける(2)しゃもじで混ぜながらユズ酢をなじませ、うちわで仰ぎながら切るように混ぜる。ご飯を6等分にして軽く丸める。
〇一合升で仕上げる
 〈材料〉(1人分)上記の半分のすし飯、塩、ゴマ、キュウリ、エビ、ホタテ、イクラ、サーモン、ゆでホウレンソウ、ダイコン、ニンジンなどお好みの食材を各適量
 〈作り方〉(1)食材は飾りやすいように自由に切る(2)ゆでたホウレンソウとニンジンに塩とゴマを混ぜる(3)型にラップを敷き、すし飯1/3を軽く詰める。サーモンをのせて押さえ平らにする。ホウレンソウをのせて平らに整え、上にすし飯1/3をのせ押さえる。その上にホウレンソウとホタテをのせさらにすし飯1/3をのせ整える(4)すし飯を型から出して形を整え皿に盛る。ダイコンやニンジン、海鮮類で玉手箱を彩るように、自由に飾り付けを楽しんでできあがり

白玉鶏肉だんごのお吸い物
 〈材料〉(2人分)白玉粉30グラム、豆腐30~40グラム、A(鶏ひき肉20グラム、おろしショウガ少々、酒少々、みそ少々)、しめじ適量、かまぼこ2切れ、ゆでエビ2尾、三ツ葉2本、ユズ少々、B(だし300cc、塩小さじ1/3、しょうゆ1/3)
 〈作り方〉(1)Aを混ぜ合わせる。三ツ葉は沸騰した湯にさっと通して水に取り、結ぶ(2)白玉粉に豆腐を加え滑らかにこね、2等分にして丸める。平らにし、(1)を包んで丸め、沸騰した湯に入れて浮き上がるまでゆで水にとる(3)Bを合わせて温め、個房に分けたしめじを加え煮て調味する。白玉だんごとゆでエビ、かまぼこを加えて温める。おわんに盛り三ツ葉とユズを添える