工場に隣接する岩野精肉店ではオリジナルポークの「眠り豚はるな」をはじめ、牛肉、豚肉、鶏肉、最高級の国産和牛などを取り扱っている
贈答用の肉にも力を入れる。「ギフト需要は総体的には落ち込んではいるが、県内のお肉のギフトは開拓の余地がある。小売りやギフトのノウハウを卸販売に生かすことが出来つつある」と話す
頭、足、内臓などを取り除いた枝肉の状態で工場に保管される豚肉。1日に約10頭を仕入れる。枝肉をベースに毎日仕入れる店は県内では少ないという(岩野提供)
工場で枝肉を顧客の要望に応じてカット(2次加工)する様子(岩野提供)
父である岩野秀夫社長(右)と岩野博司専務(左)。「精肉が基軸だが『変わらないために変わる』ことが重要」と博司専務は話す(岩野提供)
国道140号沿いに立つ岩野精肉店=いずれも笛吹市石和町松本
■岩野 博司(いわの・ひろし)さん 44歳
(株式会社岩野専務取締役、石和中-駿台甲府高-専修大商学部卒)
【役員室について】
笛吹市石和町松本で食肉の卸販売と小売業を営む株式会社岩野。本社工場は23年ほど前に同じ石和町松本から国道140号沿いに移転した。創業60年余りの老舗精肉店として食肉精肉の業務用卸販売を行う。2013年には工場隣に岩野精肉店を開設し、牛・豚・鶏肉・惣菜を扱っている。専務室はあるものの、店主として現場に立つことが多いという。...