43年ぶり「2度目」の栄冠だ。全国高校総体(インターハイ)サッカー男子で初優勝を飾った山梨学院。そのベンチに、1975年のインターハイで韮崎が優勝した時の監督、横森巧さん(76)の姿があった。現在は山梨学院の総監督という立場だが、大舞台になると血が騒ぐ。選手一人一人に指示を出し、喝を入れる。「私には分かるんですよ。どんな時に、どんなことが必要なのかが」。老練な指揮官がチームを全国の頂点に導き、「こんな、うれしいこともあるんですね」と笑いじわを寄せた。...
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