■小林久(こばやし・ひさし)氏。1962年韮崎市生まれ。大正元年創業の「スーパーやまと」の三代目。明治大を卒業後、県内の別のスーパーで修業を積み、39歳でやまとの社長に就任。2012~13年は県教育委員長を務めた。(撮影・高野芳宏)
債権者集会は3月末に開かれた。債権者は600~700人とされていたが、来たのは40人だった。債権者じゃないおっちゃんまで来て、「頑張れ」と声を掛けてくれた。債権者3人が意見を言った。一人は「クリスマスケーキを予約したけれどつぶれちゃって、それは詐欺じゃないのか」。わたしはそれを払いたかったが、「債権者平等の法則」といったものがあり、払えなかった。
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