こばやし・あんなさん 2002年東京女子医科大卒、同年、山梨医科大(現山梨大)小児科入局、同大付属病院、山梨厚生病院、県立中央病院新生児科勤務などを経て、2015年から現職。日本小児科学会専門医、日本小児腎臓病学会員、日本小児感染症学会員、笛吹市出身。
幼稚園に通う5歳の娘が熱を出してしまいました。喉の痛みを訴え、舌がブツブツとしています。せきや鼻水はあまり出ません。もしかして溶連菌感染症でしょうか?
【回答者】塩山市民病院小児科 小林杏奈医師
-溶連菌感染症はどのような病気でしょうか?
溶連菌は細菌の一種です。主に喉に感染し、急性咽頭炎や扁桃炎となり、喉の痛み、発熱などの症状が現れます。舌の表面がブツブツとする「イチゴ舌」や赤くて細かい発疹が体に出ることもあります。肺炎、中耳炎、皮膚への感染によるとびひなどの原因にもなります。溶連菌感染症はどの年齢でも発症しますが、幼児~小学生に多くみられます。
-感染の経路を教えてください。
発症した人の...
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