手術前に化学療法併用のがん治療とは　切除不能なサイズに適用　進行度下げ生存率が向上

　あさかわ・まさみさん　１９９５年三重大医学部卒。国立がんセンター中央病院レジデント、山梨大付属病院勤務などを経て２０１０年より国立病院機構甲府病院外科医長。日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器がん外科治療認定医。甲斐市出身。

【肝臓がん】大腸がんからの転移が肝臓全体に広がっているＣＴ画像。当初、手術のできない状態だった（黄色い部分ががん）

【肝臓がん】化学療法を２年間行い、手術可能な大きさにまでがんを縮小

【肝臓がん】手術後の肝臓。肝臓は大きく切除したが必要な量を残すことができた

【すい臓がん】発見時、手術が不可能だったすい臓がん（黄色い部分ががん）

【すい臓がん】手術前の写真。化学療法を５カ月間行い、腫瘍が消失に近い状態まで縮小。完全切除が可能に

手術前に化学療法併用のがん治療とは

　回答者　国立病院機構甲府病院外科医長　浅川　真巳医師

　６０代男性。大きながんでも手術前に化学療法を行うと切除できると聞きました。どのよ...

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