えばた・しげとさん 1991年山梨医科大(現山梨大医学部)卒。東京医科歯科大付属病院、済生会川口総合病院などを経て、2010年から山梨大医学部整形外科講師。脊椎内視鏡下手術技術認定医、日本脊椎脊髄病学会指導医。茨城県出身。
-脊柱管狭窄症とはどんな病気ですか。
腰椎にある脊柱管という神経の通り道が狭くなる病気です。脊柱管を通る馬尾神経が圧迫され、足の痛みやしびれを起こします。歩くと症状が強くなり立ち止まってしまい、しばらく休んでいると歩けるようになる「間欠跛行」が特徴的です。痛みやしびれのために歩くことがつらくなると行動範囲が狭くなり、運動不足から動脈硬化や糖尿病など生活習慣病の悪化につながります。症状が長く続くと、うつっぽくなるなど精神面の問題が起こることもあり、適切な治療が必要です。...
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