2009年8月9日(日)
各党に聞く 【3】公明・秋山雅司代表 政権能力自、民より上
−衆院選をどう位置付けているか。
「自公政権の継続か、民主党を中心とした政権に代えるのかが問われる選挙だ。だが、国民は自民党に不満、民主党には不安を持っている。わが党は定額給付金や子育て応援特別手当など国民のための政策を実現してきた。議席数は両党に及ばないが、政権担当能力は最も高いことをアピールする選挙にしたい」
−訴えのポイントは。
「マニフェスト(政権公約)に掲げた重点政策を中心に訴える。秘書など会計責任者が違法行為をした場合、監督者である国会議員の責任を問うなどクリーンな政治を目指す。児童手当の拡充や医療費の自己負担を一定限度に抑える『高額療養費制度』の見直しなど子どもをはぐくみ、お年寄りを守る政策は強くアピールしたい。『環境立国』を目指す姿勢も示していく」
−現在の情勢と戦術は。
「今回の衆院選は国民の関心が高く、投票率は前回(71・31%)と同程度か、それ以上になる可能性がある。無党派層にいかにアピールできるかが最大のポイントだ。都議選などの結果を見ると、自民、公明両党に追い風はなく、議席を減らす可能性がある。公明党の政策を有権者に語れるよう、党員らを対象にした政策の学習会を開いた。比例代表の獲得目標は6万2千票。時局講演会や街頭での訴えを通じ、3選挙区で2万票ずつ獲得するとともに、上積みを図りたい」
−自民、民主の二大政党の対決に注目が集まる中、どう存在感を示すのか。
「政権選択選挙といわれ、自民、民主両党の戦いがクローズアップされがちだが、公明党が政権に参画しなければ安定した政治は実現しない。自公政権でも国民目線の政策は公明党が主導してきた。民主党は安全保障などで党内の意見がまとまっていない。政権交代を果たしても早々に行き詰まるだろう。公明党がどんな立場になっても、国民のための政策を打ち出していく強い決意を伝えたい」
−山梨1、2区では自民党候補を推薦、3区は自主投票としたが。
「推薦を決めた2氏に対しては、陣営から要請があれば、集会や街頭演説などの活動に参加する。比例代表でわが党への投票を呼び掛ける活動と併せて、両氏への支持も求めていく。定額給付金関連法案の再議決を欠席した小野次郎氏は推薦せず、3区は自主投票としたが、自公政権継続を目指す上で票が野党に流れることはあってはならない。組織内で小野氏への投票を徹底する方向で検討する」
〈保阪 有〉
◆◆ 前回衆院選(2005年)は山梨3選挙区に公認候補を立てず、比例代表に重点を置いた。南関東ブロックに県本部の吉田一国氏を擁立したが、議席獲得はならなかった。県内の比例代表票は約6万800票で、03年の衆院選とほぼ横ばい。連立政権を組む自民党が大きく得票を増やす中、伸び悩んだ。選挙区対応では山梨2、3区で自民分裂選挙となったことから、自民候補を推薦せず、自主投票とした。
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