2009年7月28日(火)
企画・私の見方 @ 新津 幸 さん (子育てサークル代表) 雇用、少子化対策に注目 庶民感覚持った政策を
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にいつ・ゆきさん 子育てサークル「ロマンティック・マザーズ・スタイル」(通称ロマスタ)代表。19歳で長男を出産。若い母親の情報交換の場をつくろうと、2007年にロマスタを結成。2男1女の母。やまなし女性の知恵委員会委員。南アルプス市下宮地。29歳。 |
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[有権者の意識]
安倍晋三元首相以降、首相が立て続けに変わり、国民の政治への関心と信頼感は薄れていくばかり。麻生太郎首相は、国民だけでなく身内である自民党内からも支持を得られず、解散の時期ばかり騒がれていた印象しかありません。
サークルのメンバーも政治に関心がない人が多い。小さい子どもがいる母親は家事と育児に追われて、自ら政治の情報を求める時間も気持ちの余裕もないと思う。しかし、生活の基盤となる法律や制度が決まるのも政治の場なのだから、傍観者
[選挙の争点]
雇用問題は重要な争点の一つ。メンバーの中には夫が派遣切りに遭い、生活を支えるためにアルバイトを始めたママもいます。母親が働き始めると、当然子どもも影響を受ける。労働は育児、介護、教育などあらゆる問題に直結するため、各党にはきちんとした政策を打ち出してほしい。
各党の育児支援や少子化対策にも期待しています。サークルのメンバーの平均年齢は23歳と若いけれど、「お金が心配で子どもをつくれない」と口々に言っています。お金がすべてではないが、出産祝い金など何らかの金銭的支援があれば“産み控え”の状況も変わると思います。
[政治に望むこと]
政治をもっと身近に感じられるものにしてほしい。私をはじめ、「政治は分かりにくい」という感覚を持った若者が多い。原因は、政治家の説明は回りくどく、用語も難しいから。政策の何が良いのか見えてこないのが正直なところです。
「見せ方」も政治には重要。私たちのサークルも、おしゃれやメークなど自分自身も楽しみながら、家事と育児をしっかりやるという、見た目とのギャップを売りの一つにしている。内容の善しあしはあるが、小泉純一郎元首相のパフォーマンスは、国民が政治に関心を寄せたという意味では上手だったと思います。
[求められる政治家像]
庶民の感覚が分かる人であってほしい。「世襲制限」も争点の一つに浮上していますが、世襲は関係なく、国民が直面している問題にどれだけ敏感に反応できるかがポイントだと思います。
第2子以降の3〜5歳の子どもに一人3万6千円を支給する「子育て応援特別手当」は、対象が限定的で母親の間で批判が大きかった。生活保護の母子加算廃止も、母子家庭の深刻な状況が見えていない象徴的な事例。本当に支援を必要としている国民の小さな声にも耳を傾けてくれる政治家を求めています。
[選択の基準]
子どもたちの将来を見据えた長期的な政策を打ち出しているかどうかを基準に選びたい。麻生首相は「緊急経済対策」との名目で衆院選をにらんだばらまきを実施しましたが、一時的措置でしかない。一方で消費税をアップさせて財源を確保しようとしている。「ないから足す」という発想なら誰でもできます。
主婦が毎月の収入の中で家計をやりくりしているのと同様、政治家が知恵を絞れば、限られた財源の中でも社会保障の充実を図れるのではないでしょうか。増税を繰り返し、子どもたちに“ツケ”を回すような政策には反対です。
〈聞き手・小林 美香〉
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8月18日公示、同30日投開票の日程で行われる衆院選。県内選挙区でも11人が立候補を予定し、激しい前哨戦を展開している。子育て支援や不況、医師不足、地方分権などの課題が山積する中、有権者は政治家に何を求め、何を基準に代表を選ぶのか。県内外で活躍するさまざまな分野の人に聞いた。
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