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冨士浅間神社の8棟 重文

2017年10月21日 08時05分
随神門=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社(同神社提供)

随神門=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社(同神社提供)

神楽殿=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社(同神社提供)

神楽殿=富士吉田・北口本宮冨士浅間神社(同神社提供)

 国の文化審議会(馬淵明子会長)は20日、富士吉田市上吉田の「北口本宮冨士浅間神社8棟」を重要文化財(建造物)に指定するよう林芳正文部科学相に答申した。富士山信仰の隆盛を物語る壮麗な建築物であることが認められた。近く告示され、県内では52件目の重要文化財(建造物)となり、美術工芸品を含めると109件目となる。〈植松利仁〉

 答申されたのは、同神社の「拝殿及び弊殿(へいでん)」「恵毘寿社(えびすしゃ)及び透塀(すきべい)」「神楽殿」「手水舎(てみずしゃ)」「随神門(ずいしんもん)」「福地八幡社」「諏訪神社拝殿」「社務所」の8棟。社殿群として8棟が一括で指定される。
 同神社は富士山吉田口登山道の起点にあり、江戸の富士講先達(せんだつ)だった村上光清(こうせい)が荒廃していた社殿を18世紀半ばに再興した。造営には郡内地域の大工が当たり、随所に流派の特徴が認められ、地域色が顕著に表れている。
 拝殿及び弊殿は正面中央の唐破風(からはふ)造りの向拝(ごはい)=前方に張り出した屋根=を彫刻や彩色、錺(かざり)金具で装飾。神楽殿や手水舎などにも豊かな装飾が施されている。
 同神社では東宮(ひがしのみや)本殿と西宮(にしのみや)本殿、本殿の3棟が既に重要文化財に指定されている。
 同日の審議会では専修寺(せんじゅじ)=津市=の如来堂と御影(みえい)堂の2件を国宝に、松殿(しょうでん)山荘(京都府宇治市)など7件(同神社を含む新規6件、追加1件)を重要文化財(建造物)にするよう答申した。また、景勝地「鞆(とも)の浦」(広島県福山市)の港町など2地区を重要伝統的建造物群保存地区に選定することも求めた。全国の国宝・重要文化財は2480件となる。