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紙面掲載日 2010/1/5
    新聞と笑顔届ける南アルプス・芦安中
しんちゃん 全校生徒が分担し毎朝配達
ニュータン 半世紀受け継がれてる伝統
ぶんちゃん 過疎化が進む地元の誇りだ


早朝、地域の駐在所に新聞を届ける芦安中の生徒(左)=南アルプス市芦安芦倉

しんちゃん  南アルプス市芦安地区で毎朝、芦安中の生徒が新聞を配達しているそうよ。

ニュータン  同地区の坂道を歩きながら、一軒一軒配る生徒の姿は半世紀続く光景なんだよ。生徒たちは、笑顔であいさつを交わし、毎日欠かさず新聞を届けているんだって

ぶんちゃん  ふーん。すごいや。先輩から後輩に受け継がれる学校の伝統になってるんだね。毎朝早いのかな?

しんちゃん  午前6時、生徒たちの仕事は始まるのよ。全校生徒は15人いて、同市在家塚の渡辺新聞店から配送された90世帯分の新聞を、5人で分担して配達するのよ。冬は、まだ暗いうちから配達を始めるんだって。

ぶんちゃん  やっぱり朝は早いんだね。僕はまだ眠っている時間だよ。1人でどれくらい配達するの?

ニュータン  1人が配達するのは約20世帯なんだ。ショルダーバッグに詰め込んだ新聞の重さは、新聞のページ数が多いときには10キロ近くになることもあるんだよ。

しんちゃん  過疎化や高齢化が進む同市芦安地区では、大人の配達人を確保するのが難しく、中学生は貴重な“戦力”になってきたのよ。親子2代で配達に携わった人もいるんだって。

ニュータン  少子化も進んでいるよ。配達が始まったという1955年ごろは約80人の生徒がいたけれど、今は5分の1以下になってしまったんだよ。配達のペースは3日おきから1日おきに増え、以前は高校受験を前に“卒業”した3年生も受験勉強の傍ら、配達を続けているんだって。3年の岡崎英一君は、「伝統を絶やすわけにはいかない」と話しているよ。

しんちゃん  そんな生徒たちを、「いつもありがとね」と玄関先で出迎える人も少なくないんだって。「子どもたちが笑顔で声をかけてくれるので、今日も頑張ろうという気持ちになる」というお年寄りも多いそうだよ。

ぶんちゃん  毎朝欠かさず配達する生徒たちは、地域の誇りになっているんだね。



 
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