夏見送る炎の帯吉田の火祭り

日本三奇祭の一つ「吉田の火祭り」が二十六日、富士吉田市上吉田の国道139号(本町通り)沿いを中心に繰り広げられ、七十八基の大たいまつの炎が沿道を照らした。地元住民や観光客は、紅蓮(ぐれん)の炎が醸し出す幽玄な空間に浸りながら過ぎゆく夏を惜しんでいた。
北口本宮冨士浅間神社から富士山をかたどった「おやまさん」と呼ばれるみこしなどが出発し、市内を練り歩き、上吉田コミュニティーセンターに設けられた「御旅所(おたびしょ)」に到着。午後六時半ごろ、高さ約三メートルの大たいまつに次々と火がともされた。炎の帯は南北約二キロにわたって連なり、一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。
富士山吉田口登山道の一部の山小屋でもかがり火をたき、富士山の安全登山に感謝しながら夏山シーズンに別れを告げた。二十七日には「すすき祭り」が開かれ、富士北ろくに本格的な秋が訪れる。
(写真)
沿道を赤々と照らす大たいまつの炎=富士吉田市上吉田
山梨日日新聞 2006年(平成18年)08月27日
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