2006年02月15日 第94号


地蔵背負って地蔵ヶ岳に
韮崎の白鳳会、7月ごろ計画




 韮崎市の山岳会「白鳳会」(秋山泉会長)は、地元の地蔵ケ岳(二、七六四メートル)に伝わる「子授け地蔵信仰」を広く知ってもらおうと、雪解けを待って地蔵二体を山頂付近に運び上げる計画を立てている。山頂付近に置かれている地蔵を一体持ち帰ると子どもを授かり、お礼に二体の地蔵を山に返して子どもの無事な成長を祈るという地域信仰。地蔵を置きに行く、一般参加者の同行も受け付ける。

 信仰は二百年以上前からあるとされ、地蔵ケ岳二七〇〇メートル付近のガレ場「賽(さい)の河原」には二十体ほどの地蔵があるという。現在は言い伝えを実行する人はほとんどいないため、同会は「一つでも多くの地蔵を置いて地域信仰を後世に残そう」と、重さ約二十キロの御影石製の地蔵(高さ四十五センチ、幅二十四センチ、厚さ十二センチ)を二体作った。

 運び上げるのは、七月ごろとなる見込み。同会メンバー十人前後が、背負子(しょいこ)を使って交代で地蔵を背負い、同市の青木鉱泉から入る登山道を登る。登山道入り口から山頂まで通常でも約六時間の道のりで、地蔵を運びながらでは二日がかりになるという。

 秋山会長は「子どもの無事な成長を願って地蔵を置きに行きたいという希望のある人は、大きさは問わないので地蔵を持って参加してほしい」と話している。

 申し込みは秋山会長にファクス(0551・22・6091)で。


(写真)
白鳳会が地蔵ケ岳に置くために作った2体の地蔵=韮崎市中央町

山梨日日新聞  2006年(平成18年) 02月03日


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