甲斐駒覆う夕焼け雲
色づく秋空、浮かぶ尾根

朝夕の風に涼しさや、時に冷たさを感じる季節になってきた。残暑がずいぶん前のことのように感じられ、周囲の景色も少しずつ変化の兆しを見せている。
まだ残暑が厳しかったころ、肌にピリピリとくるような強い日差しが落日とともに収まると、空一面に夕焼け雲が広がっていた。
オレンジからあかね色へ、色彩の濃淡が雲の形に沿って広がっていく。
甲斐駒ケ岳が影絵のように浮かび上がる。
季節を通して空はさまざまな色合いをみせる。
同じように見えて、空の色もまた一期一会であることを実感する。
(写真)甲斐駒覆う夕焼け雲
山梨日日新聞 2005年(平成17年) 10月12日
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