芦安分校の歴史たどる 同小6年生
鉱山内で廃校舎見学
カプセル埋め記念板設置



約五十年前に閉山した芦安鉱山の歴史を学んでいる南アルプス市の芦安小六年生が二十七日、鉱山にあった同校の分校跡を訪れた。校舎は傷みが激しく、建物内に入ることはできなかったが、児童は「学校の歴史を知る良い機会になった」と、に話していた。
芦安鉱山は旧芦安村のドノコヤ峠西側の山腹にあり、一九一四年に開鉱。銅、金などを産出した。ピーク時は鉱山地区の人口は二百五十人を超え、同校の分校も開設されたが終戦後、採算が取れなくなり、五六年に閉山。分校は閉山前に閉校したという。
児童たちは、学校の歩みを知る総合的な学習の一環で、五年生から「芦安小のあゆみ」を勉強してきた。
この日は、カツラ沢合流点から登山を開始。芦安ファンクラブの協力で、児童のために整備された旧登山道を約三時間半かけて登った。
到着後、児童は鉱山に勤務していた人が描いた地図を手に、周辺を“探検”し、損傷が激しい分校は外から内部を見た。校舎の隣接地に手紙などを入れたタイムカプセルを埋め、児童の名前などが入った記念プレートを取り付けた。火薬庫、従業員社宅なども見て歩いた。
酒井祐次郎君(11)は「分校を訪れることができて良かった。できればこのメンバーでまた分校に来たい」と話していた。
(写真)
分校を目指して旧登山道を進む児童たち
芦安鉱山内の分校は損傷が激しく、児童は外から見学した
分校の前で訪問の記念写真=いずれも南アルプス市内
山梨日日新聞 2005年(平成17年) 10月01日
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