2005年08月01日 第81号


富士山有料道路
7月27日から36日間マイカー規制
異例の長期、周知に躍起




 富士山有料道路(スバルライン)のマイカー規制が、七月二十七日午前零時から始まった。昨年十二月に起きた土砂崩れの災害対策工事のため、規制期間は八月三十一日までの連続三十六日間に及ぶ。例年の三倍超の長期規制のため、県道路公社はインターネット検索最大手のヤフーにバナー広告を掲載するなど、周知に躍起となっている。一方、静岡県側は、長期規制を嫌って富士山スカイラインに流入する車が増える可能性があるとして、交通集中対策を取る予定。

 スバルラインの規制区間は、料金所手前の胎内洞窟入り口交差点から富士山五合目までの二三・五キロ。長期規制に伴い、臨時無料駐車場は富士北麓公園など従来の三カ所のほか二カ所(一時使用)を用意し、常時千五百台分を確保。誘導の警備員も八人増員する。

 規制期間中は、バスやタクシーなどを除く一般車両のスバルライン乗り入れは禁止。臨時駐車場と五合目を往復するシャトルバスが、早朝から深夜まで約三十分間隔で運行する。

 県外の観光客に長期規制を周知しようと、県道路公社は八月一日から一カ月間、ヤフーの「トラベル」ページにバナー広告を掲載する。ネット予約などを利用する観光客に周知するための対応で、掲載料は約七十万円。ラジオのスポットCMや、「道の駅」へのパンフレット配布も例年より細かく行っている。

 一方、静岡側で五合目まで通じる富士山スカイライン(表富士宮口)は、例年通り八月六−十五日の連続十日間でマイカー規制を行う。規制期間がスバルラインより短いため、スバルラインの長期規制を嫌う観光客の“流入”も想定され、静岡県は警備員を増員するなどして路線沿いの駐車禁止対策を強化することにしている。

 静岡県道路企画室は「(スバルラインの長期規制で)スカイライン通行台数は確実に増えると考え、週末などの対策を進めている」としている。

(写真)
連続36日間に及ぶマイカー規制が始まり、シャトルバスに乗り込む観光客=南都留郡富士河口湖町内

山梨日日新聞  2005年(平成17年) 07月26日


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